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Posted;2005年07月31日
絵本の上手な読み方
「え!?もう覚えちゃったの!?」。3歳の娘がたった1回しか読んでいない絵本を最初のページから自分で読みはじめた。文字すら習ったことがないのというのに。絵をみてパパが話した言葉を覚えたようだが、子供の記憶力にはビックリするものだ。
たった1回でも子供は興味があるものは覚えるし、何十回言っても興味がないと覚えない。やはり、興味を引き出すことこそ教育の極意だと思う。自分が子供達に絵本を読むときの参考になればよいと思って目を通した本が実に示唆に富んだ良書だと感じたのでちょっとメモ。
えほんで楽しむ英語の世界という本は、ニューメキシコの公立学校で図書館司書として勤めた経験を持つ著者が、絵本を子供に読み聞かせるときのコツを語った本だ。英語の読み聞かせを前提にしているものの、日本語で日本の子供に絵本を読んであげるときの留意点についても示唆に富む内容だと感じた。
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絵本の読み方・聞かせ方
第一章では絵本の読み聞かせ方について、繰り返しを楽しもうということがやさしい語り口で書かれていた。
1.やさしい本から一緒に学ぶ
2.毎日読み聞かせる効用・・・リズムや表現方法に慣れさせる。
3.予測しながら読む効用・・・考えながら読む力、自分で考える力がつく。子供の創造性を大切にし、子供ながらのユニークな答えも受け止め、創造性について話し合うチャンスになる。
そのための方法として以下の点について目にとまった。
1.sight word 視覚で学ぶ単語・・・絵と文字をセットにして使う。我が家ではかどかわ こども ことばえじてんが子供の語彙力増強に非常に役立っていたので、視覚の大切さはよくわかる。
2.繰り返しを楽しむ(pattern books)・・・繰り返し部分は子供も参加させる(shared reading)。また、リズミカルに読むことも大切。
3.次はどうなるか予測しながら読む(predictions)。たとえば、最初に文章を読み上げたりせずに、イラストからストーリーを推測させる(Book Walk)。絵本のイラストだけを見せて、作者が意図する言葉に対して画家がどのように解釈して絵として表現したかを知るために行う。こうすることで、絵を描いた人が伝えてくれる情報に注意を払う事が出きる。読書力を養うテクニックのひとつ。
4.子供の立場からの解釈を大切に。
5.雰囲気を盛り上げよう。・・・ストーリーにあわせて部屋の雰囲気や衣装をかえたり、小さな紙切れで雪を作ってみたりするなど、読み聞かせるときのムード作りは大切。ムード作りによって子供は絵本文学の世界に引き込まれていく。
6.問いかけながら読む。・・・「どうして?」と考えながら読む力(Critical thinking)を育む。「どうして?」「あなただったらどうする?」と子供達に聞くことで、主人公を自分に置き換えて結果を考えさせる質問をする。このとき、子供に考えさせたいポイントへと話を導くのがコツ。たとえば、子供が食事している場面があったとする。「どうしてお皿にお料理があるのかな?」という質問に対して子供は「栄養のあるものを食べるため」とは「強い子に育つため」と答えるかもしれない。そんなとき「そう、しっかり食べて栄養をつけて育っていくためね。だから、お皿の上に用意された食べ物で遊んじゃいけないね」というように導いていく。
Critical thinkingを養うためには、読み聞かせの途中で問題を起こした箇所で質問する。
・「どうして○○は△△したと思う?」
・「あなただったらどうするかしら?」
・「△△しなかったらどうなったかしら?」
などなど。
第2章は「英語の絵本で遊ぼう(英語のリズムを楽しもう―rhyming」というタイトルで、どうやって遊んでいくか、雰囲気をどのように盛り上げていくか、どんな本がお勧めかなどが書かれていた。
同じような音で終わる単語を幼児に繰り返し聞かせることによって、幼児の耳を訓練するのに最適な方法になる。聴覚発達段階においてrhysmingを丁寧に訓練しておくと、文字を目にしたときに「あ、この音は聞いた事がある。こう発音するのだな。これは最後の音が違うな」と手助けしてくれるそうだ。
Rhysmeで耳を慣らし、Sight Wordで芽を慣らしながら英語の世界に入っていくことの大切さが書かれていた。僕達、日本人が英会話の苦手な理由は、ここで書かれているような絵本読みを僕らが英語学習の過程でやってこなかったからなのだろうと、つくづく感じる。
えほんで楽しむ英語の世界は、語りかけるような調子で書かれており、なんだか優しい気持ちになれる本だった。
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Web上でお勧めの絵本図書が以下にある。
▼【国立国会図書館】国際子供図書館
http://www.kodomo.go.jp/index.jsp
このなかにある絵本ギャラリーでは、マルチメディアの特性を生かしたテーマごとに情報収集して編集加工したデジタル画像により内外の貴重な絵本の画像を電子展示してくれている。
▼【お話絵本クラブ】
http://www.ohanashiehon.com/oshirase/006_ehon_erabikata.html
おはなし絵本クラブのライブラリーには、120冊を超えるたくさんの絵本を取り揃えています。
心あたたまる名作、知育、英語、ゲームや歌を楽しめる絵本など、幅広いジャンルをラインアップ。会員制だけど、専用ソフトをインストールすればゲスト用の絵本もある。
【本の紹介】===========
子供が日本語の語彙力を増やすのに実に役立った。子供が生まれたときのプレゼントとしてもらった本だが、今度、知り合いの子供にプレゼントするならいい本だと思う。Sight word学習に最適。
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