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[ 気になる書籍 ]

Posted;2004年10月23日

匂いの帝王がやってきた

ある朝、おいしそうなコーヒーの香りがしたので、コーヒーを換えた?と妻に聞くと、その朝からコーヒーを上等なものに換えたのだと分かった。そう、僕はネスカフェの宣伝にあるような「違いの分かる男」なのだ。

そんな「違いの分かる男」でも、自分がどのようにしてコーヒーの匂いを言い当てたのかを説明するとなると難しい。「におい」の研究にノーベル賞が贈られたのをきっかけに、匂い研究に興味を持ち、「匂いの帝王」なるノンフィクションを購入した。


匂いの帝王
チャンドラー バール , 金子 浩

発売日 2003/12/10
売り上げランキング 27,674


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初めてアマゾンの「ユーズド価格」なるものを利用してみたところ、迅速かつ新品同様の商品が手元に届き、ビックリした。今日の価格をみると市価より高くなっている。市価よりも安く購入出来たのは実にラッキーだったと大満足♪

■第一章 謎

人はなぜ匂いを嗅げるのか?・・・・・・・・・臭覚は不可能なことをしている。

・消化機構は燃料がどんなたんぱく質や脂質、炭水化物から出来ているか分子の”形”として判別する。
・免疫機構は分子の形を探って判別する。未知との遭遇があっても免疫機構はすぐさま遺伝子を無作為に変換して侵入者の”形”にあう抗体を生み出すまで同じ作業を繰り返す。

消化機構には限界はあるが時間が掛からないのに対して、免疫機構は時間は掛かるが無限の形状を認識できると言うわけだ。

匂いはどうだろう?

無機化学者が作り出す人工的な化合物のように過去の環境に存在し得なかった物質の匂いであっても人は即座に匂いを嗅げるのだ。

臭覚は消化機構のように即時的に認識するにもかかわらず、免疫機構のようにあらゆる未知の匂いを判別すると言うわけだ。

・視覚機構は光子の波長を解釈する。
・聴覚機構は空気振動が内耳の蝸牛に伝えられて音を認識する。

では、臭覚機構は何をもと匂いを判別し、消化機構と免疫機構のもつ二つのメリットを併せ持っているのだろうか?

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このように問いかけられると答えに窮する自分は、”匂い”について何も知らなかったことを認識した。

「匂いの帝王」はノンフィクションだが、ノーベル賞を受賞したアクセル教授も実名で登場し、匂いの奥深さを追及する人々の世界を堪能できそうな魅力的な物語に仕上がっている。

=================

匂いに興味をもってみると科学論文の中にも匂い研究はたくさんあることに気がついた

【PubMed】search "smell and cancer"


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